「月曜から夜ふかし」桐谷さんに見た投資家魂

マツコ・デラックスさんと関ジャニの村上さんのトークバラエティ「月曜から夜ふかし」で取り上げられて、大ブレイクしたのが棋士で投資家の桐谷広人さんです。

あらゆる場面で株主優待を駆使するその生活ぶりが話題となり、今では本業の棋士としてより、そちらの方で有名になってしまったようです。

つい最近見た放送では、桐谷さんの部屋の大掃除の様子をやっていましたが、とにかく物が捨てられないそうで、居住空間は物があふれかえっていました。

風水などではよく、散らかった部屋の住人はお金に不自由すると聞きますが、桐谷さんの現在の運用資産は1億5千万円とのことで、それにはあてはまりません。

テレビで桐谷さんを見たことのある方は、荷物でパンパンのリュックを背負って、ポロシャツとスラックスでママチャリを猛スピードで乗りこなす・・・そんな、パッと見ではとても資産家には見えない風貌だと感じられるはずです。

しかし今回桐谷さんの一日を見ていたら、「となりの億万長者」という本で読んだ資産家の特長を幾つか見つけました。

それは

1.クーポンや割引を最大限に利用する
2.衣服に不必要にお金をかけない
3.常により倹約出来る方法を考える

ということで、桐谷さんももれなくこの条件に当てはまっていたのです。

1は桐谷さんの場合、株主優待ということになりますが、今回はリーガルの商品券が届いたということで、中野から銀座まで自転車で出かけて行きます。
(ちなみにこの自転車移動も交通費の倹約と運動を兼ねているそうです)

そして汗だくでたどり着いた銀座のリーガルで、幾つか靴を試着した桐谷さんですが、結局何も買わずに店を後にしました。

その理由は、持っている商品券(5000円)で買える靴がなかったから、自分のルールでは5000円以上の靴は買わないと決めているから、ということで、私はちょっとビックリしてしまいました。

ド庶民の私でさえ1~2万円の靴を買ったことはあります。

しかも桐谷さんの場合、はるばる汗だくになって店にやって来て、その上億超えの資産を持つ身なのに、5000円以上の靴を買わないって、どこまでも徹底していますよね。

しかし実は億万長者、資産家の視点から見ると、靴や洋服といったものは「買った瞬間から価値が大きく目減りするもの」であり、資産家、特に一代で資産を築き上げた人たちは、そうした物に大金を費やすのを好まないというデータがあるそうです。

では彼らはクーポンや優待券を駆使し、着る物も最小限の出費に抑えて貯まったお金をどうするのかと言うと、投資にまわすのが一般的で「お金にお金を稼がせる」これが資産家にとって一番有益なお金の使い道であり、そのためには日々の無駄遣いも徹底して抑えるということになります。

個々人の暮らし方には様々あるでしょうが、徹底してお金を大事にしつつ、無駄(と思える事)をしない姿勢を見て、やっぱり桐谷さんも筋金入りの資産家だなあと納得しました。