アメックス・センチュリオンカードへの道のり
|アメックス・センチュリオンカード(通称ブラックカード)は、高所得の人たちが所持しているクレジットカードの代表格です。
24時間のコンシェルジュサービスや、各種チケットの予約、高級ホテルの宿泊優待など、様々なメリットがあると言われています。
実際、私の勤めていた会社の社長も持っていて、スタッフが社長の航空券の予約をする時に、センチュリオンのデスクに電話をしていました。
そうすると結構便宜をはかってくれるようで、年会費は30万円以上と高いですが、国内外への移動が多いライフスタイルの場合は、充分その価値はあるようでした。
しかしアメックス・センチュリオン、一体どういう人がどういう流れで使っているのか、興味が湧いてきました。
とはいえ、うちの社長の場合は参考になりません、年間数千万円は決済のあるような方なので・・・。
そこでもう少し現実的な、アメックス・センチュリオン取得の流れを調べてみたところ、一般的なのは以下のようにステップアップしていく道のりのようです。
1.アメックスのグリーンを取得
アメックスのグリーンは年会費が12,000円(+消費税)で、真面目に働いている社会人で、クレジットヒストリーに問題が無ければ、ほぼ問題なく発行されるとのこと。
これをまず半年から1~2年、日常使いのカードとして使い、ヒストリーを築きます。
そしてもしステップアップを目指すのなら、この間当然のことながら「残高不足で引き落としに失敗」などという事態は避けねばなりません。
(こうした決済トラブルは、アメックスの評価が下がる原因に繋がるようです)
2.アメックス・ゴールドへのお誘いを受ける
日常的にアメックスのグリーンを使い、月額5~10万円くらいでも継続的に利用をしていると、早い人では3ヶ月から半年、もしくは1~2年の間に、ゴールドカード(稀にプラチナカード)へのお誘いが来るそうです。
ただアメックスユーザーの意見としては、一番費用対効果が低く感じられるのがアメックス・ゴールドだそうで、年会費が26,000円(+消費税)とグリーンの倍以上に跳ね上がる割りに、サービス内容はほとんど変わらないという印象があるようです。
となるとステップアップ狙いのユーザーにとって一番効率的なのは、このゴールドのステージをすっ飛ばして、グリーンからプラチナのお誘いを受けることだろうと思いますが、こればかりはアメックス側の判断次第となるようです。
3.アメックス・プラチナへのお誘いを受ける
ゴールドカードを再び日常的に使い続けていると、また半年から数年ほどで、今度はプラチナカードのお誘いが届くことが多いようです。
さらなるステップアップ(いよいよ次はセンチュリオンです)のためには、このお誘いを受けねばなりませんが、ここで年会費が13万6500円にグッと跳ね上がります。
しかしアメックスユーザーの間では、ゴールドよりむしろプラチナカードの方が評判は良く、これだけの年会費を支払う価値はあると感じる方が多いのだそうです。
その理由はゴールドでは受けられなかった24時間体制のコンシェルジュサービスや、高級ホテルの無料宿泊、高級レストランの優待割引など、提供されるサービスの質がかなり上がるためで、これらを加味すれば年会費は納得できる価格という判断になるようです。
中には、このコンシェルジュサービスを利用して、クライアントへの贈答品(普通の手段ではほぼ入手困難な品)を手配してもらい、接待に役立てているビジネスマンも居るそうで、使い方次第ではかなりメリットのあるサービスのようです。
4.アメックス・センチュリオンへのお誘いを受ける
こうしてプラチナカードを5年から10年くらい使い続けていると、ある日ついに黒い封筒が届けられます。
アメックス・センチュリオンへのインビテーションです。
ここまで来るには、プラチナカードになってから毎月100~200万円単位の決済、総額で1億円くらいの決済を要すると言われています。
これまでのそうした積み重ねがアメックス・センチュリオンを運んでくるわけですが、年会費は47万2500円と、またまた跳ね上がります。
当然サービス内容もそれに見合うだけの手厚さで、コンシェルジュサービスはもちろん、誕生日プレゼントが贈られてきたり、ポイントが無期限、ブランド店で営業時間外のショッピング、何やら他のカード会社のそれとは全く違うレベルなのだそうです。
そして過去のセンチュリオン・ホルダーへの誕生日プレゼントは、靴べら、筆記具、万華鏡、フォトスタンド、小物入れ、携帯ストラップ・・・と、若干ビミョーという声もあるようですが、とにかくプレゼントは嬉しいものですよね。
というわけで、センチュリオンへの道のりをざっとご紹介しました。
ウワサによるとセンチュリオンの上には「クリスタル」というカードもあるそうですが、まずは早速今日にでもグリーンを申し込んでみましょうかね?