株主優待の利回りは普通預金の約1000倍!?

株式投資には、値上がりによる利益の他に「株主優待」があります。

これはある期限までその会社の株主となっていることで、会社からもらえるお礼の品といった物で、食料品や日用雑貨、運営施設招待券や買い物割引券など、色々な種類が揃っています。

株主優待を重視した投資といえば、お馴染みの桐谷さんですが、なぜ株主優待がある銘柄が良いかというと、普通預金に対する利回りの良さが挙げられます。

例えば、桐谷さんも推奨している日本製紙(3863)という銘柄は、100株保有すると2,000円相当の自社製品詰め合わせがもらえるのです。

これを計算してみると・・・

日本製紙の株購入に必要な最低額

1807円(一株の価格) × 100株 = 180,700円(2016年11月9日の価格で計算)

180,700円で、約2,000円分の商品がもらえることになります。

では次に、もしこの180,700円を、普通預金に一年間預けた場合、もらえる金利はいくらかを計算してみましょう。

現在、普通預金の金利は0.001%なので、

180,700円 × 0.001 = 1.807円

つまり約2円(!)しかもらえません。

もう一度、株主優待に戻って、これを年間の利息として計算してみましょう。

2000円 ÷ 180,700円 × 100 = 1.10%

180,700円に対する年間利回りは、1.10%ですから、単純に普通預金の約1000倍ということになります。

これが、株主優待を重視する大きな理由です。

今おすすめの利回りの良い株主優待ありの銘柄

・北海道コカコーラ

1000株(643,000円)で、2,800円相当の自社製品がもらえる
利回り率:0.43%

・小林製薬

100株(504,000円)で、5,000円相当の自社製品がもらえる
利回り率:0.99%

・デリカフーズ
100株(96,800円)で、1500円相当の野菜・果物詰め合わせ(もしくはお食事券)がもらえる
利回り率:1.54%

株価は日々変動するものなので、いつ株を買うかによって、利回りは若干変わってきますから、なるべく株価の安い時に買うのがキモです。

株主優待がもらえて、なおかつ株価が上がってくれれば二重にお得!

他にも様々な優待がありますから、自分好みの株を見つけてみましょう。