もっと稼ぎたければ、自分の仕事にベストを尽くせ

バーグドルフ・グッドマンというNYの超高級デパートの店員は、1500~5000万円もの年収があるそうです。

日本のデパート店員さんで、こんなにもらっている人は居ても少数だろうと思いますが、その理由の一つは売り子さんの給与が歩合制だという点でしょう。

自分の接客で、超富裕層に一回で何万ドルもの買い物をしてもらうわけです。

ただし気持ちよく買い物をしてもらためには、当然商品の知識も必要ですし、お客さんの好みや性格を把握しておかねばならず、一言で「店員」と言っても、彼らは正に世界最高峰に位置する店員さんなのです。

これまで店員と聞くと、例えば会社の社長とか、起業家とか、クリエイターとか、そういった人々よりもありふれた職業で、収入もそれほど多くないというイメージでしたが、それは間違いで、その道の最高峰ともなれば、ちょっとした企業の社長と同等くらいの収入もあり得る職業だったんですね。

しかし意外に世の中、私自身も含めて、自分の仕事を最高峰まで磨き上げようなんて思って働いている人は少ないと思います。

多くの人はありふれた職種ながらも、どうにか頑張って働いているわけで、世界一の経理になろうとか、世界一の事務員になろうとか、あんまり考えていません。

でもナポレオン・ヒルも著書の中で

6か月間、ビタ一文も報酬を顧みずに、毎日ただ一人でも良いから、誰かの役立つことをすると、必ず天からの報酬がある

と言っているんですね。

バーグドルフの店員さんがこの言葉を知っているかどうかは分かりませんが、確実にこれを実践しているなと思いました。

自分が接客している間はお客一人一人のために、徹底的に役に立つ、それを心掛けていると、相手からの感謝が大きな報酬として返ってくる、そういう話だと思いました。

ちなみにこの「6か月間、ビタ一文も報酬を顧みず、世に役に立つ事をする」というのは、私自身ヒルの本を読んで実践してみたことがあります。

その結果、確かに収入が上がったので、びっくりしました

ナポレオン・ヒルは本の中で「自分の収入は、世の中への貢献度で決まる」と説いていますが、本当にそうかもしれないと、心から納得できました。

具体的に何をしたかと言うと、仕事で接客をした際、その日の反省点や良かったと思う点を日記に書いて、次は反省点を直し、良かった点はもっと活かすよう心掛けたというだけです。

すぐに直せたこともあれば、つい同じ失敗を繰り返したこともあり、完璧に上手く出来たわけではありませんでしたが、自分の接客が改善させることは、お客さん、ひいては世の中の役に立つ事だと思って、とりあえず半年間、習慣づけるようにしたのです。

そうすると徐々にお客さんの反応が良くなり、売り上げも増え、自分にも還元される、というのを実際に体験しました。

お金を稼ぎたいと思うと、つい今やっている仕事とは別の事、宝くじや投資などに目を向けがちですが、まずは今の仕事を見直す方が早い場合もあると思います。