うねり取りの実践

林輝太郎氏の本でうねり取りの手法を勉強したあとは、ひたすらグラフ書きをしました。

銘柄は何でも良いようですが、基本は東証一部(出来高が少ない銘柄は避けること、店頭株などは絶対駄目と本にはあります)の中から、ある程度出来高があり、自分の予算で買える金額の株を選び、10年遡って月足グラフを書いていきます。

今なら、最低でも2006年からの月足グラフを書き始めるわけです。

これを黙々とひたすらやります。

私の場合は、少なくとも100銘柄以上は書いたかと思います。

その中で、現時点での株価のうねりはどうか?を見て、何をいつ頃買うかを決めていくわけです。

株の上がり下がりは大体、3の倍数で推移することが多いため、3ヵ月、6ヵ月、9ヵ月、12ヶ月・・・という大体の区切りで見ていきます。

そして安くなったと思ったところで、少しづつ買っていくというだけ、これがうねり取りの基本と私は理解しています。

もちろんまだまだ腕が未熟なため、予測が外れることもあって、そうするとしばらく持ち続けるか、損切りするかを決めねばなりません。

でも、グラフで底値を確認して買うことが多いので、買ったあとどんどん値下がりして塩漬け、ということはあまりなく、下がったとしても3ヵ月、6ヵ月くらいで戻ってくることも多いです。

ですからグラフを手書きで書くのは大変ですが、それをしていると高値掴みはまず無いのが良い点です。

私が今、グラフを書きつつ保有している株は、そろそろ買値から50%の値上がりになりました。

でもグラフの感覚では、まだまだこれからが上げの本番という気がします。

これが当たるかどうかは、もう少し時間が経たないと分かりませんが、10年周期で株価を見ていると、落ち着いて判断が出来るように思います。

地味ですが、自分で決めて売買して、もし利益が出れば、それが段々と自信に繋がっていく気がします。